地神
ちじん
名詞
標準
gods of the land
文例 · 用例
噴火を地神の慟哭と見るのは適切な譬喩であると言わなければなるまい。
— 寺田寅彦 『神話と地球物理学』 青空文庫
その意味からいうと、美々しい女や華奢な男が、天地神明を忘れて、当面の春色に酔って、優越な都会人種をもって任ずる様や、あるいは天下をわがもの顔に得意にふるまうのが羨ましいのです。
— 夏目漱石 『虚子君へ』 青空文庫
ただ、天地神明に誓うのは、貴女の淑徳と貞潔である。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
而して彼をして天地神明に対して、極めて真面目なるものとならしめたり。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
話が一々脱線し過ぎておりますからね……のみならずこの話は、谷山家の内輪でも絶対の秘密になっておりますので、御存じの無いのは御尤も千万ですが、しかし私は天地神明に誓ってもいい事実ばかりを、申上げているのです。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
秦主|苻堅猛を侍中とせし時猛独りこれを賛し、にわかに地神の縁起譚だがその出処が解らぬ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
他は、幅も底も測知られぬ、山の中を、時々すっと火の筋が閃いて通る……角に松明を括った牛かと思う、稲妻ではない、甲虫が月を浴びて飛ぶのか、土地神が蝋燭点けて歩行くらしい。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
キリスト教は古宗教の善悪の諸竜を混同して、一斉にこれを邪物とせり、かくて上世の伝説外相を変えて、ミカエル尊者、ジョージ尊者等、上帝に祈りて竜を誅した譚となり、以前ローマの大廟に窟居して大地神女を輔け人に益した神蛇も、法王シルヴェストル一世のために迹を絶つに及べり。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
古代の人々は、地神を崇拝し、豊作を祈った。
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この地域には、地神を祀る小さな祠が点在している。
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地神の怒りを買わないよう、人々は常に慎ましく暮らしていた。
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