地霊
ちれい
名詞
標準
spirit residing in the ground
文例 · 用例
「たびたびどうも、複製をお送り下すつて難有う」「地霊…………アスタ・ニールズン」彼はニールズンを好きで、数枚その肖顔を描いてる男である。
— 中原中也 『散歩生活』 青空文庫
その姿から、この地の地霊か守り神に見まごうほどだった。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
ちょっと、環境をととのえすぎたな」「企画力がありすぎるのも、考えもんだ」「おれのせいじゃなくて、地霊のしわざだろうよ」 紫陽花と軒にフレーミングされて、ここの空はあまり大きくはないが、もうディフュージョンをかけた光源のように、あいまいな白になっていることは充分にわかる。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
常世神の代理者として、又地霊の代表者として、表現の入りまじつた咒詞を奏して、同輩の地霊を服せしめようとする様にもなつた。
— 折口信夫 『村々の祭り』 青空文庫
もつと古く溯ると、隼人の俳優・相撲などの起原を説く海幸彦・山幸彦の争ひなどもさうで、水神と地霊との力比べを説く呪詞の、叙事詩化した物から出てゐるのである。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
水神に相撲の絡んでゐるのは、諏訪と鹿島両明神の力比べもさうであつて、海を越えて来た――天鳥船神が伴うてゐる――神を鹿島とし、地霊を諏訪として、神話化したのである。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
日本の歌垣も支那の踏歌も、源流は一つなる農産呪術で、地霊を孕ませる為の祭事である。
— 折口信夫 『「しゞま」から「ことゝひ」へ』 青空文庫
だから根本思想は地を占める場合に、地霊を逐ふところにあるので、新に村を構える様な場合にも之を行うてゐたものと見られる。
— 折口信夫 『「しゞま」から「ことゝひ」へ』 青空文庫
作例 · 標準
この森には古くから地霊が宿ると信じられており、不用意に立ち入る者はいない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
工事を始める前に地鎮祭を行い、地霊の怒りを鎮めて安全を祈願する。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
夜の静寂の中で、地霊の囁きのような不思議な音が地面から響いてきた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview