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産土神

うぶすながみ
名詞
1
標準
guardian deity of one's birthplace
文例 · 用例
故に古来最寄りの地点に神明を勧請し、社を建て、産土神として朝夕参り、朔望には、必ず村中ことごとく参り、もって神恩を謝し、聖徳を仰ぐ。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
只今のごとく産土神が往復山道一里|乃至五里、はなはだしきは十里も歩まねば詣で得ずとあっては、老少婦女や貧人は、神を拝し、敬神の実を挙げ得ず。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
前述一方杉ある近野村のごとき、去年秋、合祀先の禿山頂の社へ新産婦が嬰児とその姉なる小児を伴い詣るに、往復三里の山路を歩みがたく中途で三人の親子途方に暮れ、ああ誰かわが産土神をかかる遠方へ拉り去れるぞと嘆くを見かねて、一里半ばかりその女児を負い送り届けやりし人ありと聞く。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
例せば、紀州地方より海外に出稼ぐ者多きが、つねに国元へ送金するに、まずその一部分をおのが産土神に献じ、また出稼ぎ地方の方物異産を奉り、故郷を慕うの意を表す。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
三年前、産土神の奉納仕合に、甚兵衛と惣八郎は顔が合った。
菊池寛 恩を返す話 青空文庫
津野神社あり、川上郷廿餘村の産土神にして、都奴臣の祖、木角宿禰を祀ること、栗田氏の神祇志料に見えたり。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫
暫くして白い蝶は後を追ふて産土神の鳥居迄来て、あたりを見廻して居ると向ふの木の間に、ちらと物影が見えたやうであつた。
正岡子規 青空文庫
浴後昼食|畢て、先当地之|産土神下之御霊へ参詣、(中略)北野天満宮へ参詣、(中略)貝川橋を渡り、平野神社を拝む。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア

産土神(うぶすながみ、うぶしなのかみ、うぶのかみ)は、神道の日本の神の区分のひとつで、その者が生まれた土地の守護神を指す。単に産土ともいう。氏神や鎮守神と同一視されることが多い。

出典: 産土神 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0