当寺
とうじ
名詞
標準
this temple
文例 · 用例
むかしはそれが密林だったので何事も少かったのですが、十余年|前に悉く伐採したため禿げた大野になってしまって、一夕立しても相当に渓川が怒るのでして、既に当寺の仏殿は最初の洪水の時、流下して来た巨材の衝突によって一角が壊れたため遂に破壊してしまったのです。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
幸なことにはこの庭の左方の高みの、あの小さな滝の落ちる小山の上は絶対に安全地で、そこに当寺の隠居所の草庵があります。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
おツヤどん……年も二十くらい違いますのう……御主人と……」「さようで……あの斬られたお熊さんと十五違いぐらいで御座いましょうか……いつもお二人で仲よく当寺へお参りになりましたもので、他目には実の親娘としか見えませぬくらい仲が宜しゅう御座いましたが……南無南無南無……」「ふうむ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
そのお島どんがなあ……御存じかも知れんが、当寺の本堂の……ホラ……あすこの裏手に住んでおりまする非人の処へイツモ立寄って行きましたそうで……これは寺男の話で御座いまするが……」「ハハア。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
其八 明日辰の刻頃までに自身当寺へ来るべし、予て其方工事仰せつけられたきむね願ひたる五重塔の儀につき、上人|直接に御話示あるべきよしなれば、衣服等失礼なきやう心得て出頭せよと、厳格に口上を演ぶるは弁舌自慢の圓珍とて、唐辛子をむざと嗜み食へる祟り鼻の頭にあらはれたる滑稽納所。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
むかしはそれが密林だつたので何事も少かつたのですが、十余年前に悉く伐採したため禿げた大野になつて仕舞つて、一夕立しても相当に渓川が怒るのでして、既に当寺の仏殿は最初の洪水の時、流下して来た巨材の衝突によつて一角が壊れたため遂に破壊して仕舞つたのです。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
幸なことには此庭の左方の高みの、彼の小さな滝の落ちる小山の上は絶対に安全地で、そこに当寺の隠居所の草庵があります。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
――前略、当寺檀那、孫八どのより申上げ候。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
作例 · 標準
当寺は、奈良時代に創建された非常に古いお寺だ。
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観光客は、当寺の美しい庭園と歴史的建造物を楽しんでいた。
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当寺には、秘仏として伝えられる貴重な仏像が安置されている。
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