佳景
かけい
名詞
標準
beautiful view
文例 · 用例
巣林子は其の戲曲に於て、美人の温情が、難與兵衞をして奮つて氣を張らしめたことを描いて、一場の佳景を作り爲して居る。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
此間十|里見通しの原野にして、山水の佳景いふべからず。
— 泉鏡太郎 『蛇くひ』 青空文庫
石崎、和倉、奥の原、舟尾、田鶴浜、白浜を左に、能登島を正面に、このあたりの佳景いわむ方なし。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
田野の一佳景といふべし。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
わたくしは「箇裏何唯佳景富、茶香酒美貯書堆」と云ふより此の如く推するのである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
即ち、現在見渡している高野原一帯の佳景その儘に、秋になるとこの如き興に添えてそのうえ鹿の鳴く声が聞こえるという意味になる。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
或は月明の川原とも解し得る、それは「清き」の字で補充したのであるが、月の事がなければやはりこの「清き」は川原一帯の佳景という意味にとる方がいいようである。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
今日では誰も知っている彼の Meudon の佳景を発見したのは自然を写生するために古典の形式を破棄した 〔Franc,ais〕 一派の画工である。
— 永井荷風 『夏の町』 青空文庫
作例 · 標準
展望台に立つと、眼下には入り組んだ海岸線が織りなす見事な佳景が広がっていた。
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古くから文人墨客に愛されたこの地は、四季折々の佳景を求めて今も多くの観光客が訪れる。
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「わあ、見て!雪化粧した連峰が湖面に映り込んで、まさに一幅の絵のような佳景ですよ。」
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