詩客
しかく
名詞
標準
poet
文例 · 用例
魔王の如く、道人の如く、策士の如く、詩客の如く、実に袁※」は底本では「袁洪」]の所謂異僧なり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
其九 晩食 詩客元来淡菜を愛す。
— 北村透谷 『客居偶録』 青空文庫
けれども、自分の伯父の著書を――それも全然無名の一漢詩客に過ぎなかった伯父の詩文集を、堂々と図書館へ持込むことについて、多分の恥ずかしさを覚えないわけに行かなかった。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
生命――心――言葉――詩客観を掘りぬくと主観にぶつつかる、彼が我となるのである。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
古へより名山名水は詩客文士の至宝なり、生命なり。
— 北村透谷 『松島に於て芭蕉翁を読む』 青空文庫
然るに所謂詩客なる者多くは、勝景を以て詩を成さゞる可らざる所と思ふ。
— 北村透谷 『松島に於て芭蕉翁を読む』 青空文庫
王の未だ病まざるや、人主の徳に詩客の才を兼ね、其容貌さへ人に勝れ、民の敬愛厚かりしが、西洋の史乗にも例少き死を逐げしこと、哀む可きに非ずや。
— 久生十蘭 『泡沫の記』 青空文庫
およそ妖怪の研究は卑賤の事業に似たるも、その関係するところ実に広く、その影響するところ実に大なれば、その説明のごときは、教育家、宗教家に必要なるは論なく、医師、文人、詩客、画工、俳優、史家、警官、兵士、政治家、法律家に至るまで、参考を要することは明らかなり。
— 緒言 『妖怪学講義』 青空文庫
作例 · 標準
その詩客は、自然の美しさをテーマにした詩を多く残した。
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若き詩客たちが集い、互いの作品を批評し合った。
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彼は隠れた詩客として、ひっそりと詩作を続けていた。
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