韻律
いんりつ
名詞
標準
metre (of a poem)
文例 · 用例
そして何時もかはらぬ韻律が、私の色んな物思ひをいつしらず整頓してくれるのであつた。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
しかしそれと同時に、漢語の正しき發音と韻律を輸入せず、日本化した無韻のデタラメで和讀したのが、國語の混亂と不便を招いた原罪だつた。
— 萩原朔太郎 『ローマ字論者への質疑』 青空文庫
そしてこの時、初めて日本語に眞の「韻」といふものが出來、支那西洋の國語と同じく、我々の言葉にもまた眞の「韻律」が發生する。
— 萩原朔太郎 『ローマ字論者への質疑』 青空文庫
西洋の詩では、韻律上の美を目的として、特殊な固有名詞を盛んに使うが、日本の歌や俳句のように、内容(情想)のイメージにかけて、表象上の効果に用いるものは、一般に見て尠いようである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
芭蕉と蕪村におけるこの相違は、両者の表現における様式の相違となり、言葉の韻律において最もよく現われている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
「調べ」とは西洋の詩学で言う「韻律」のことであり、言葉の抑揚節奏する音楽のことである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
しかし詩の思念といふものは、詩の言葉の包有してゐる連想や、イメーヂや、韻律やの中にふくまれ、化学的に分析できない有機体となつて生きてるのだから、原詩の文学的構成だけを訳したところで、詩の意味を伝へることは出来やしない。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
私は未見の友達から手紙をもらつたことは此れが生れて初めてであり又此れほどまで鋭どく韻律の一端をも漏さぬ批評に接したことも之れまでには無かつたことである。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
作例 · 標準
古典詩を朗読する際は、言葉が持つ特有の韻律を損なわないよう、息継ぎのタイミングに細心の注意を払う。
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「へぇ、このラップの歌詞、韻律が独特で一度聴いたら耳から離れないよ」
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波の音のリズムを取り入れたその詩は、静謐な韻律を湛え、読者の心を深く揺さぶった。
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標準
prosody
作例 · 標準
詩の韻律は、作者の感情を表現する上で重要な役割を果たす。
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この歌は、独特の韻律が心地よく、何度も聴きたくなる。
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日本語の俳句は五七五の韻律を持つ。
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ウィキペディア曖昧さ回避
韻律(いんりつ) 韻律 (韻文):韻文における音の調子。音の時間的リズム、強弱、高低、あるいは長短等によるもの。 漢詩、特に近体詩における字音上の規則は→近体詩の規則、平仄、押韻を参照 韻律 (言語学): 言語学における韻律:発話における強勢、抑揚、リズムなど、場合によって異なり文字で記録されない性質をいう。
出典: 韻律 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0