貢租
こうそ
名詞
標準
annual tax
文例 · 用例
いずれにしてもこの区別は資産の有無を標準としたのであって、貢租課役負担の多少が村人としての権利や社会的地位を定めた時代にあっては、実際それもまたやむをえなかった。
— 喜田貞吉 『間人考』 青空文庫
名田を有し、それ相当の貢租賦役を負担するもののみが本来百姓すなわち名主として認められたもので、その以外は間人階級に置かれたものであった。
— 喜田貞吉 『間人考』 青空文庫
また「全国民事慣例類集」によると、遠州敷知郡地方のエタは「所持地多分ありて貢租を納め、中には富豪の家あり、平民へ金銭を貸付くるものもあるなり」とある。
— 喜田貞吉 『特殊部落と細民部落・密集部落』 青空文庫
穢多は所持地多分ありて、貢租を納め、中には富豪の家あり。
— 喜田貞吉 『遠州地方の足洗』 青空文庫
行商人 ……ええと、右之者共、上を恐れず、ええと、貢租の件につき……へえ、貢租てえと年貢のことじゃろが……強訴におよばんといたし相謀り……強訴と言うのは何の事だえ?
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫
江戸へ願いに行くというのも、どうせ百姓衆のことだから石代貢租のことだろうが、それにしてからが、ウヌが命が惜しいからだ。
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫
大ザッパの事をいうとお前はいったが、では、その金で何十人の百姓を助けに行って見ろ、十両あるか百両あるか知らんが、その百両の中九十両までが、やれ借財だ運上だ貢租未納だ、何だかだで、右から左に役人や領主、地主の手に入ってしまうのだぞ。
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫
行商人 ……ええと、右の者共、上を恐れず、ええと、貢租の件に就き……へえ、貢租てえと年貢のことじゃろが……強訴に及ばんと致し相謀り……強訴というのは何のことだえ?
— 三好十郎 『天狗外伝 斬られの仙太』 青空文庫
作例 · 標準
かつて、農民は領主に対して毎年、定められた貢租を納めなければならなかった。
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貢租の徴収は、当時の国家財政を支えるための重要な収入源であった。
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「昔の人は、一年ごとに貢租を納めるだけでなく、労役も提供しなければならず、大変だったろうな。」
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