浩瀚
こうかん
形容動詞名詞
標準
bulky
文例 · 用例
」ギボンと云はれても、私にはあの浩瀚なローマ衰亡史の著者しか思ひ當らないのだが、よく聞くと、パラオでは相當に名の聞えたインテリ混血兒(英人と土民との)で、獨領時代に民俗學者クレエマア教授が調査に來てゐた間も、ずつと通譯として使はれてゐた男だといふ。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
」ギボンといわれても、私にはあの浩瀚なローマ衰亡史の著者しか思い当らないのだが、よく聞くと、パラオでは相当に名の聞えたインテリ混血児(英人と土民との)で、独領時代に民俗学者クレエマア教授が調査に来ていた間も、ずっと通訳として使われていた男だという。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
あの浩瀚な大般若数百巻は、悉く空を説いてゐるのである。
— 田山録弥 『雨の日に』 青空文庫
彼の著書といはれる、浩瀚な『聖地巡礼記』は、露西亜の宗教界に於て非常に有名なものであつた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
今日、農業大學では博士たちが、米の栽培について浩瀚な著述をなし、弟子たちは技術者として年々社會へ巣立つて行き、それぞれに農業の實際部門の指導者である。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
むかしの侯伯には、食前方丈侍妾數百人をはぶきて、文教の助けとある浩瀚の書を印行せしもありき、今の世にはありがたかり。
— 大槻文彦 『ことばのうみのおくがき』 青空文庫
鑑定書はいずれも微に入り細を穿ち、頗る浩瀚なものであるが、こゝには結論を挙げるだけに止めて置こう。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
支倉は一方裁判長にかくの如き浩瀚なる書類を出すと共に、一方庄司署長、神戸牧師に恨みの手紙を出す事は少しも怠らなかった。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
作例 · 標準
この百科事典は全30巻からなる浩瀚な著作であり、編纂には20年もの歳月が費やされた。
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図書館の地下倉庫には、歴史学者たちが一生をかけても読み切れないほどの浩瀚な資料が眠っている。
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彼の代表作と言われるその小説は、上下巻合わせて2000ページを超える浩瀚な大作だ。
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