下弦
かげん
名詞頻度ランク #38039 · 青空 51 例
標準
last quarter moon
文例 · 用例
ユフダチ ヤムノヲ マツウチニツカレガ デタカ オヂイサンイツカ グツスリ ネムリマスオヤマハ ハレテ クモモナクアカルイ ツキヨニ ナリマシタ この月は、春の下弦の月である。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
みんなは下弦の月が東の空に出て來たのも氣が附かずに醉ひどれのやうに歩いてゐた。
— 南部修太郎 『一兵卒と銃』 青空文庫
庭前には籠が据えてあって、其の傍には天狗のような異形の者が五六十人ばかり、下弦の月の光の下に見えていた。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
明神様もけなりがッつろと、二十三夜の月待の夜話に、森へ下弦の月がかかるのを見て饒舌った。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
山の上にかゝつた下弦の月が、薄靄のなかに暈を描き、わたしたちは別れしなに武藤君が夫々の手につかませたフリジアの花束を持つてゐた。
— 牧野信一 『岬の春霞』 青空文庫
ある日大尉は、夕飯の時に、きょうの月は上弦か下弦かという質問を出した。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
それが下弦だということは勿論僕は知っていた。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
第十五 更闌けて、天地の間にそよとも音せぬ後夜の靜けさ、やゝ傾きし下弦の月を追うて、冴え澄める大空を渡る雁の影|遙かなり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
作例 · 標準
「見て、あんなに低い位置に下弦の月が出てる。綺麗だね」
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明け方の東の空に、鋭いカミソリのような下弦の月が掛かっている。
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船乗りたちは下弦の月の形を見て、潮の流れを読み取った。
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今夜は下弦だから、月明かりも少なくて星がよく見えるはずだ。
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