佳言
かげん
名詞頻度ランク #38039 · 青空 0 例
標準
good words
文例 · 用例
それで手足の指などは自分のからだの一部とは思われないように冷え凍えてこちこちしている代わりに頭の中などはいいかげんにあたたかいものがよい程度に充実しているような気がしている。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
「武士は食わねど高楊子」主義で突っぱった当時の青年文士は、いいかげんシビレを切らしても、原稿料の催促はしたくなかった。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
――からかうにもさ、リヨン訛じゃ遣り切れないよ、このひと、いいかげんにパリジェンヌにおなりよ。
— 岡本かの子 『巴里の秋』 青空文庫
これを見て児童はどうして出来るかと質問したときに、教師がそれをいいかげんに答えるのはいうまでもなく悪いが、これを知っている場合に、何でもないことだ、アルコールの燃える際に生ずる水蒸気がビーカーにあたって露になって着くのだといって、あまり無造作に片づけてしまうのは面白くないと思う。
— 寺田寅彦 『研究的態度の養成』 青空文庫
」「おどかすのは、えゝかげんにしてくれ。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
二年、三年、田舎の生活に年期を入れてくるに従って、東京から送られる郵便物や、雑誌の数がすくなくなって、その郵便物の減りかげんは、田舎への埋れようの程度を示す。
— 黒島傳治 『田舎から東京を見る』 青空文庫
「おとぎばなし」は、えゝかげんに作ったものばかりだったらしい。
— 黒島傳治 『自伝』 青空文庫
「おい、いいかげんにしろ。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の葬儀では、彼が愛した古人の佳言がいくつか紹介された。
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彼は手帳の余白に、ふと耳にした美しい佳言を丁寧に書き留めている。
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「いい言葉だね。まさに佳言、心に深く刻んでおくよ」
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彼女のスピーチは飾り気がなかったが、真実味のある佳言に満ちていた。
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