尚武
しょうぶ
名詞
標準
militarism
文例 · 用例
而して心ある国民の頭脳には、勇健なる思想と尚武の気風とは次第/\に侵み渡りつゝある也。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
殊に英邁勇敢なるルーズヴエルト氏が大統領に就任せし時以来、一部国民の精神は著しく其感化を受けしものゝ如く、表面に黄金を崇拝する事に変りはなけれど、其精神に於ては英雄崇拝を以て本義と為し或者は尚武練胆の気風を皷吹し、或者は米国魂に加ふるに日本魂の精萃をすら吸収し伝播せんと企てつゝあるが如し。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
調和を失せる痛ましい日本が、一方に勤倹尚武を鼓吹しながら、同時また恁んな近代的情調を日比谷公園裏に蔵して居るといふ矛盾を笑はずには居られなかつた。
— 木下杢太郎 『市街を散歩する人の心持』 青空文庫
論者或は之れに答ふるに左の特質を以てせん曰はく、 日本国民は快活楽天の国民なり、 日本国民は尚武任侠の国民なり、 日本国民は最も国家の運命を懸念するの国民なり、 日本国民は最も道義的情緒に富める国民なり、 日本国民は忠孝義勇を人道の大本となす国民なり、 日本国民は家系の継紹を重ずる国民なり、云々と。
— 綱島梁川 『国民性と文学』 青空文庫
然らば尚武任侠は如何。
— 綱島梁川 『国民性と文学』 青空文庫
吾人は此にも前と同様なる疑ひを提起し得べし、則ち尚武任侠はひとり日本国民の特質なりといふを得べきかと。
— 綱島梁川 『国民性と文学』 青空文庫
現今ノ武器ノ前ニ立チテ此等ニ尚武的價値ヲ求ムルニ及バズ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
良心から切り離されて 台湾征伐、熊本籠城、日清日露の両戦役、又は北清事変、青島征伐等を見た明治人、勤倹尚武思想を幾分なりとも持っている明治人は、科学文明で煎じ詰められた深刻な享楽主義をとても理解し得ない。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
作例 · 標準
端午の節句に飾られる鎧や兜には、男児の尚武の精神を養うという親の願いが込められている。
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この地域では古くから尚武の気風が強く、多くの有名な武道家を輩出してきた歴史がある。
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平和な現代において、尚武の心は己を厳しく律する克己心として捉え直されるべきだ。
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