菖蒲
アヤメ異読 あやめ
名詞頻度ランク #29595 · 青空 504 例
標準
iris (flower)
文例 · 用例
夏祭の日には、家々の軒に、あやめや、菖蒲や、百合などの草花を挿して置くので、それが雨に濡れて茂り、町中が忽ち青々たる草原のようになってしまう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
老妓はすべてを大して気にかけず、悠々と土手でカナリヤの餌のはこべを摘んだり菖蒲園できぬかつぎを肴にビールを飲んだりした。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
風はそよとも吹かず、日熱からず、四方のけしきのどかに見わたさるるに時じくに鶯鳴くも二荒のおくなる里は常春にして舟、菖蒲が浜に着く。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
いろいろの草花うつくしくおのがしし色に誇るが中に菖蒲の花なん殊に多かりける。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
直に根岸庵を訪いて華厳の滝壺にて採りたる葉広草、戦塲が原の菖蒲の花など贈る。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
理由のない不安と憂鬱の雰囲気のようなものが菖蒲や牡丹の花弁から醸され、鯉幟の翻る青葉の空に流れたなびくような気がしたものである。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
ただ何となく軒端に菖蒲を葺いた郷国の古俗を想い浮べて、何かしら東西両洋をつなぐ縁の糸のようなものを想像したのであったが、後にまたウィーンの歳の暮に寺の広場で門松によく似た樅の枝を売る歳の市の光景を見て、同じような空想を逞しゅうしたこともあった。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
たゞ南谿が記したる姉妹の此の木像のみ、外ヶ|浜の砂漠の中にも緑水のあたり花菖蒲、色のしたゝるを覚ゆる事、巴、山吹の其にも優れり。
— 泉鏡太郎 『甲冑堂』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日菖蒲について考えている。
菖蒲という言葉は日本語で重要だ。
彼は菖蒲の意味を理解している。
この文には菖蒲が含まれている。
標準
Siberian iris (Iris sanguinea)
作例 · 標準
私は毎日菖蒲について考えている。
菖蒲という言葉は日本語で重要だ。
彼は菖蒲の意味を理解している。
この文には菖蒲が含まれている。
標準
sweet flag (Acorus calamus)
作例 · 標準
私は毎日菖蒲について考えている。
菖蒲という言葉は日本語で重要だ。
彼は菖蒲の意味を理解している。
この文には菖蒲が含まれている。
ウィキペディア曖昧さ回避
菖蒲(しょうぶ、あやめ)
植物
- 下記のショウブとアヤメは漢字表記が同じだが、全く別の植物である。
- ショウブ — ショウブ科の多年草。端午の節句にショウブ湯として用いられる、香りのある抽水植物。花は小さく、花らしくない姿をしている。
- アヤメ — アヤメ科の多年草。ハナショウブを含めたアヤメ科全体の総称でもある。8cmほどの紺色の花をつける。
- ハナショウブ(花菖蒲) — ショウブと称するがアヤメ科であり、アヤメに含まれる場合もある。
地方公共団体
- 菖蒲町(しょうぶまち) — かつて埼玉県南埼玉郡にあった町。現在は久喜市の一部。
地名
- 菖蒲 (上山市) — 山形県上山市の地名(しょうぶ)。
- 菖蒲 (白鷹町) — 山形県西置賜郡白鷹町の地名(しょうぶ)。
- 菖蒲 (秦野市) — 神奈川県秦野市の地名(しょうぶ)。
- 菖蒲 (上越市) — 新潟県上越市大島区の地名(しょうぶ)。
- 菖蒲 (野洲市) — 滋賀県野洲市の地名(あやめ)。
- 菖蒲 (鳥取市) — 鳥取県鳥取市の地名(しょうぶ)。
- 菖蒲 (那賀町) — 徳島県那賀郡那賀町の地名(しょうぶ)。
- 菖蒲町菖蒲 — 埼玉県久喜市の地名(しょうぶちょうしょうぶ)。
- 八坂菖蒲 — 長野県大町市の地名(やさかしょうぶ)。
- 土佐山菖蒲 — 高知県高知市の地名(とさやましょうぶ)。
- 鎮西町菖蒲 — 佐賀県唐津市の地名(ちんぜいまちしょうぶ)。
その他
- 菖蒲 (映画)(しょうぶ) — 2009年のポーランド映画。アンジェイ・ワイダ監督。
出典: 菖蒲 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0