広軌
こうき
名詞名詞-の形容詞
標準
broad gauge
文例 · 用例
国家の最も憂うる処は、貧乏でもない、外敵でもない、宏大な官庁が無い事でもない、狭軌鉄道が広軌鉄道にならぬ事でもない、実に国人意気の沈滞と民心の腐敗とである。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
唐の不空が詔を奉じて訳した『金剛恐怖集会方広軌儀観自在菩薩三世最勝心明王経』という法成寺からツリを取るほど長い題目の仏典に、摩訶迦羅天は大黒天なり、象皮を披き横に一槍を把る云々。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
殊に汽車には国国によって時間の相違があり、山川の相違によってレールに広軌と狭軌の差が明らかに存しているにも拘らず、レールの鉄材も日本製を使用すべからずと教えるものや、時間表まで各国同一の時間にすべしと主張する一派を見ると、ひどく暢気な隠居のように見えるのだった。
— 横光利一 『厨房日記』 青空文庫
広軌だから、通路をへだてたもう一方にも窓に沿って一人分の座席があって、全体たっぷりしてる。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
ここから汽車広軌となって心持よろし。
— 一九二七年(昭和二年) 『日記』 青空文庫
」 軍医は、上唇を横にかすり取られた幼なげな男に、こうきいた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
けれども、また亡くなった鷲の大臣が持っていた時は、大噴火があって大臣が鳥の避難のために、あちこちさしずをして歩いている間に、この玉が山ほどある石に打たれたり、まっかな熔岩に流されたりしても、いっこうきずも曇りもつかないでかえって前よりも美しくなったという話ですよ」 兎のおとうさんが申しました。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
そして、こうきいた。
— 新美南吉 『川』 青空文庫
作例 · 標準
新幹線は高速走行を安定させるため、在来線よりも広い広軌を採用している。
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欧米の鉄道の多くは広軌だが、日本の在来線は歴史的な経緯から狭軌が主流だ。
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線路の広軌化工事を行うには、膨大な予算と長い工事期間を要する。
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