興起
こうき
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
rise
文例 · 用例
戦乱|罷んで泰平の来る時、文運は必らず暢達すべき理由あり、然れども其理由を外にして徳川時代の初期を視る時は、一方に於て実用の文学大に奨励せらるゝ間に、他方に於ては単に快楽の目的に応じたる文学の勃として興起したるを視るべし。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
而して外交の事に就きても、蓋し国民の元気の之に対して悖として興起したることを以て、徳川氏の根蔕を抜きたる第一因とせざるべからず。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
が、建武中興の大業が、間もなく破れ、北條氏に代つて足利氏の興起を見るに至つたに就いては、次の原因が数へられる。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
幕府が、百五十年に亙つて厳守して来た鎖国政策を、案外容易に放棄したのは、幕府絶対中心主義の根本が、経済的には商業資本主義による町人の興起と、武士階級の財政難、思想的には、尊皇思想の全面的勃興、この二つによつて動揺し出し、鎖国の効果も減じて来たからだと思ふ。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
我も一個の羅馬人ぞとおもふ心には、我を興起せしむる力なからんや。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
けだしこの猴の脳裏に本来伏在せる睿智が人間に接して興起したので、他の諸家畜とても同様の例多し。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
即ち諸國家の全發展は、興起、成熟及び死滅といふ段階を通じて運動し、かくて次に再び繰り返して最初からこの過程を始めるといふ思想がポリビオスの歴史敍述を内的にも外的にも制約したのであつた。
— 三木清 『歴史哲學』 青空文庫
私はスミスの伝を読んでこれらの章に至るごとに、古人の刻苦力を用うるの久しくしてかつ至れる、その勝躅遺蹤、大いにもって吾人を感奮興起せしむるに足るあるを磋嘆するに耐えざる者である。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
作例 · 標準
産業革命をきっかけに、ヨーロッパ諸国では近代工業が急速に興起した。
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地域の伝統文化を興起させるため、若手クリエイターたちが祭りを企画した。
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古代帝国の興起と滅亡の歴史を辿ると、権力の脆さを痛感せずにはいられない。
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