狭軌
きょうき
名詞名詞-の形容詞
標準
narrow gauge
文例 · 用例
国家の最も憂うる処は、貧乏でもない、外敵でもない、宏大な官庁が無い事でもない、狭軌鉄道が広軌鉄道にならぬ事でもない、実に国人意気の沈滞と民心の腐敗とである。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
レールの幅は狭軌で能率のわるい鉄道ながら、ともかく日本には明治以来鉄道が普及しているし、それと同じに天皇制軍国主義的国民教育というものが、明治以来全国にしみとおっています。
— 宮本百合子 『新しい抵抗について』 青空文庫
殊に汽車には国国によって時間の相違があり、山川の相違によってレールに広軌と狭軌の差が明らかに存しているにも拘らず、レールの鉄材も日本製を使用すべからずと教えるものや、時間表まで各国同一の時間にすべしと主張する一派を見ると、ひどく暢気な隠居のように見えるのだった。
— 横光利一 『厨房日記』 青空文庫
」 この手紙に気がついた時から、わたしは一つの発想を得て、維新外交史でこれまで見落していた方面を、しらべなおすことをはじめたのであるが、その途上の文章に、去年『キング』九月号にのせた「日本の鉄道はなぜ狭軌になったか」がある。
— 服部之総 『黒田清隆の方針』 青空文庫
鉄道は、一時大分評判が悪かったが、狭軌という不利な制約の下に、著しく過重な輸送を強要されている点は、認めなければならない。
— 中谷宇吉郎 『動力革命と日本の科学者』 青空文庫
これより狭軌鉄道に駕し、雪嶺を登るべきも、時日を要するをもって果たさず。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
おのれ、一点みるべきものなし、日夜きょうきょうの厳酷の反省こそは、まことの誠実。
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
」 きょうきょうと、何かが翔る。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
作例 · 標準
この路線は、特殊な狭軌鉄道で運行されている。
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山間部では、狭軌のトロッコ列車が今でも活躍している。
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標準軌と狭軌では、車両の設計が大きく異なる。
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