皇紀
こうき
名詞
標準
Imperial era
文例 · 用例
富士の噴火は、日本に記録の残っているものから調べると、皇紀一四四一年、天応元年が初めで、それから、同一七四三年、永保三年まで約三百年の間に九回の噴火をしている。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
海道東征 この交声曲詩篇は、皇紀二千六百年奉讃の芸能祭に際し、日本文化中央聯盟の嘱に依り特に作詩したものであつて、信時潔氏之を作曲し、今秋、上演の予定である。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
長唄 元寇 この長唄「元寇」は皇紀二千六百年祝典に際し、かの「海道東征」と同じく日本文化中央聯盟の嘱により作歌した。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
しかし支那の書物が、正式にわが国に伝来したのは、応神天皇の十六年二月(皇紀九四五西暦二八五)博士|王仁が百済から、「論語」と「千字文」とを持参して、朝廷へ献上したのが最初である。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
* 欽明天皇の十三年(皇紀一二一二西暦 五五二)百済の聖明王が、特使を我国に遣はして、仏像や経論を献じて来た。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
『論衡』に雷が樹を打ち折るを漢代の俗天が竜を取るといったと見え、『法顕伝』に毒竜雪を起す、慈覚大師『入唐求法記』に、竜闘って雹を降らす、『歴代皇紀』に、伝教入唐出立の際暴風大雨し諸人悲しんだから、自分所持の舎利を竜衆に施すとたちまち息んだと出づ。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
日本に於ける天才の一人である大橋為次郎翁は、皇紀二千六百年記念として、明治神宮の近くに発明神社を建て、東西古今を通じて、卓抜な発明によって人類の生活に大きな幸福を与えてくれた人々を祭りたいと、熱心に運動していた。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
『くにのあゆみ』が日本の歴史学的な根拠もとぼしい皇紀をやめて、西暦に統一して書かれたことは、この将来の展望の上からも妥当である。
— 宮本百合子 『『くにのあゆみ』について』 青空文庫
作例 · 標準
日本の初代天皇である神武天皇が即位した年を元年とするのが皇紀である。
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古い石碑には、西暦ではなく「皇紀二千六百年」といった年号が刻まれていることがある。
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皇紀は明治時代に制定されたが、戦後は公文書で使用されることはほとんどなくなった。
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