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才気

さいき
名詞頻度ランク #44690 · 青空 338
1
標準
wisdom
文例 · 用例
私は――天才気取りでゐた私は――彼等をみたりすると自負心がムクムクつと頭を伸しあげて来るのが常だつた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
けれども兎に角私が毎日のやうにする天才気取りといふものに、何時しらず父も母も祖母も圧服された体になつてゐたからだ。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな暖かや蕊に臘ぬる造り花臘梅や雪うち透かす枝のたけ「蝶の舌」の句は、ゼンマイに似ているといふ目付け所が山であり、比喩の奇警にして観察の細かいところに作者の味噌があるのだらうが、結果はそれだけの機智であつて、本質的に何の俳味も詩情もない、単なる才気だけの作品である。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
次の二つの句もやはり同じやうに観察の細かさと技巧の凝り性を衒つた句で、末梢神経的な先鋭さはあるとしても、ポエヂイとしての真実な本質性がなく、やはり頭脳と才気と工夫だけで造花的に作つた句である。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
つまり言へば彼の詩文学は、生活がなくて趣味だけがあり、感情がなくて才気だけがあり、ポエヂイがなくて知性だけがあるやうな文学なのだ。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
その自然さ、そして才気の底の知れなさ、秀吉は、天下に嘗て代って見たいほどの羨ましい人間には出会ったことがありませんでしたが、この利休を見てからは、その気持ちが少々あやしくなって来ました。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
だが才気とカンと苦労で世間のあらましは、すでに結論だけを摘み取ってしまっている彼のような人間にとって、その過程を煩わしく諄く記述してある書物というものを、どうして迂遠で悪丁寧とより以外のものに思い做されようぞ。
岡本かの子 食魔 青空文庫
世の中の男のなかにはこういう悩みを持つものもあるものだと、了解して頂き度い……と男の口調や態度には律義ななかに頼母しい才気が閃くのだった。
岡本かの子 河明り 青空文庫
作例 · 標準
彼の話にはいつも才気があふれており、聞いているだけで刺激になる。
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会議での鋭い指摘は、参加者たちの才気を感じさせた。
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「あの人の弁舌は本当にすごい。言葉の端々に才気が宿っているね。」
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