愚昧
ぐまい
形容動詞名詞
標準
stupid
文例 · 用例
民衆は賢明なところもあるが愚昧なところもある。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
いくら貴様が風景に愛情を与え、冬の蠅を活気づけても、俺を愚昧化することだけはできぬわい。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
私は、この世の愚昧の民を愛する。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
ねがわくは先輩諸氏|愚昧小生の如きをも清き諸氏の集会の中に諸氏の同朋として許したまえ。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
然るに詩壇は自由詩の本体を日本に見ないで外国に見、彼の「韻律」や「韻文」等の語を輸入し、これを半可通の理解で使用した為、却って知っている事が解らなくなり、自分の顔を他人に教えてもらうような、愚昧な混乱に陥ったのだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
先日おいでの折、男子の面目は在武術と説き、諸卿の素直なる御賛同を得たるも、教訓する者みずから率先して実行せざれば、あたら卓説も瓦礫に等しく意味無きものと相成るべく、老生もとより愚昧と雖も教えて責を負わざる無反省の教師にては無之、昨夕、老骨奮起一番して弓の道場を訪れ申候。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
私も、盲目の垣覗きよりもそッと近い、机覗きで、読んでおいでなさった、書物などの、お話も伺って、何をなさる方じゃと言う事も存じておりますが、経文に書いてあることさえ、愚昧に饒舌ると間違います。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
たゞ心配なのは、この休憩の幕間に相応しいあの愚昧とも渾沌とも名のつけようもない謎の心情と謎の表情とがわたくしに出来るでしょうか。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
近視眼的な利益ばかりを追求する、愚昧な経営陣の判断が会社を倒産に導いた。
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自分の無知を棚に上げて他人を批判するのは、まさに愚昧の極みである。
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彼はかつての愚昧な自分を恥じ、それからは必死に学問に励むようになった。
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