才器
さいき
名詞
標準
talent
文例 · 用例
であれば、先生の門下に在って、才器は必ずしも人に勝ってはいないが、儒教の系統を正しく継いだことで後人に尊崇されている曾子のような人も、「吾、日に吾が身を三省する、人の為に謀って忠ならざるか、朋友と交わって信あらざるか、伝えて習わざるか」『論語(学而四)』と日々|徳の精進に実工夫を洩らされている。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
同門の小坊主どもは法蓮房に引き廻されて快く思わなかったが、それは才器に距たりがありすぎたせいでもあった。
— 坂口安吾 『梟雄』 青空文庫
筆者がこの稿を終ると間もなく、もともと病弱であつたこの一世の才器は、多望な未来をすてゝ不帰の客となつた。
— 岸田國士 『二つの戯曲時代』 青空文庫
これを要するに諸人才器|齷齪、天下の大事を論ずるに足らず、吾が長人をして萎※せしめん。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
出世太閤記などといふ戯曲があるばかりでなく、從來の太閤傳がことごとく彼の立身出世とその才器縱横を誇張してゐるからである。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
」「いささか愚考もありますが、そういうことには、それがしよりは、あなた様のほうが、縦横の御才器と申すもの。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
馬良と孔明とは、刎頸の交わりがあったので、その遺族はみな引き取って懇ろに世話していたが、とりわけ馬謖の才器を彼はいたく鍾愛していた。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
故玄徳は、かつて孔明に、(この子、才器に過ぐ、重機に用うるなかれ)といったが、孔明の愛は、いつかその言葉すら忘れていた程だった。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若いながらも、その才器を早くから認められていた。
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その分野で成功するには、並外れた才器と弛まぬ努力が必要だ。
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「あの人の才能には舌を巻くよ。まさに才器と呼ぶにふさわしい。」
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