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猜忌

さいき
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
jealousy
文例 · 用例
人を疑う猜忌の眼か、それにしては光鈍し。
国木田独歩 運命論者 青空文庫
不平と猜忌と高慢とがその眼に怪しい光を与えて、我慢と失意とが、その口辺に漂う冷笑の底に戦っていた。
国木田独歩 まぼろし 青空文庫
不平と猜忌と高慢とですごく光った目が、高慢は半ばくじけ不平は酒にのまれ、不平なき猜忌は『野卑』に染まり、今や怪しく濁って、多少血走っていて、どこともなく零落の影が容貌の上に漂うている。
国木田独歩 まぼろし 青空文庫
ほんとうの青年は猜忌や打算もつよく、もっと息苦しいものなのに、と僕にとって不満でもあったあの水蓮のような青年は、それではこの青扇だったのか。
太宰治 彼は昔の彼ならず 青空文庫
若し大王|能く首計の者を斬りたまい、護衛の兵を解き、子孫を質にし、骨肉|猜忌の疑を釈き、残賊離間の口を塞ぎたまわば、周公と隆んなることを比すべきにあらずや。
幸田露伴 運命 青空文庫
秀吉も猜忌の念の無いことは無い。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
ところが異しいこともあればあるもので、将門の方で貞盛を悪く思ふとか悪く噂するとかならば、※嫉猜忌の念、俗にいふ「やつかみ」で自然に然様いふ事も有りさうに思へるが、別に将門が貞盛を何様の斯様のしたといふことは無くて、却つて貞盛の方で将門を悪く言つたことの有るといふ事実である。
幸田露伴 平将門 青空文庫
頼朝の猜忌は到底避け難きところでは有つたらうが、義經に惜福の工夫の缺けたのも確に不幸の一因となつたのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
作例 · 標準
権力闘争の中で、互いへの猜忌が渦巻いていた。
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猜忌の念に囚われると、人間関係は悪化する一方だ。
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「あの人の成功を、素直に喜べない自分がいる…ああ、猜忌なんてしたくないのに!」
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