吸器
きゅうき
名詞
標準
haustorium
文例 · 用例
しかるに、昨年の秋、山田君から手紙が来て、小生は呼吸器をわるくしたので、これから一箇年、故郷に於いて静養して来るつもりだ、ついては大隅氏の縁談は貴君にたのむより他は無い、先方の御住所は左記のとおりであるから、よろしく聯絡せよ、という事であった。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
(明治四十年九月二十八日『東京朝日新聞』) 八 煙の中で呼吸する器械 仏国のチソーという人が、煙や硫気その他の毒瓦斯の中で仕事をする人のために呼吸器を作って発表した。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
こは高田駄平とて、横浜に住める高利貸にて、得三とは同気相集る別懇の間柄なれば、非義非道をもって有名く、人の活血を火吸器と渾名のある男なり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
誰だと思う、ええ、つがもねえ、浜で火吸器という高田駄平だ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
お藤がなくなったら即金で千円返せ、返さなけりゃ、訴えると言い募って、あの火吸器だもの、何というても肯くものか。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」 N君も、私も、永い間、呼吸器の病気と闘つて来たのである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
父の兄弟は皆、肺がわるくて、父も肺結核ではないが、やはり何か呼吸器の障りで吐血などして死んだのである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
我に呼吸器あり、呼吸器も虐使せずして、適當に用ふべきである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
植物の中には、他の植物から養分を奪う吸器を持つものがある。
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寄生植物は宿主の組織に吸器を差し込み、水分や栄養を吸収する。
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このカビは特殊な吸器を使って、細胞壁を破り侵入する。
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