寄生植物
きせいしょくぶつ
名詞
標準
parasitic plant
文例 · 用例
崖下の田圃路で南蛮ぎせるという寄生植物を沢山採集した。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
他の草木の根を覆えし、枝葉を枯らして自分のこやしにして終う一方、巻付いて来る蔦蔓から、皮肉に食い込んで来る寄生植物までも引き受けて、共々に盛んに芽を吹き、枝を延ばし、花を咲かせ、実を結んで、大得意になっておる鼻がそれであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
たくさんの墓の碑銘をほの暗い提灯に照らし見た末に、二人は長い雑草にかくされて、苔がむして、寄生植物の生えている石板のあるところに行き着きました。
— クラリモンド 『世界怪談名作集』 青空文庫
暗い角燈の光を五六の墓石の碑銘に向けた後に、わし達は遂に、半大きな雑草に掩はれて、其上又苔と寄生植物とに侵された大きな板石の前に出た。
— LA MORTE AMOUREUSE 『クラリモンド』 青空文庫
石が自由になると彼は更に寄生植物を取除けにかゝつた。
— LA MORTE AMOUREUSE 『クラリモンド』 青空文庫
また菌形を呈した寄生植物などもあるようである。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
見ると驚いたことに、博雄は顔から色素が抜けてしまったように青白くなって、寄生植物にゆうれい草と名付けるのがあるが、それとそっくりであった。
— 金森徳次郎 『親は眺めて考えている』 青空文庫
隠語は言語のうちの一言語であり、一種の病的な瘤であり、一群の植物を生じた不健全な接木であり、古いゴールの幹のうちに根をおろし言語の方面にすごい枝葉をひろげてる、一つの寄生植物である。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
ヤドリギのような寄生植物は、他の樹木の枝から養分を奪って成長する。
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寄生植物に覆い尽くされた古木は、徐々に勢いを失い枯死していった。
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森を歩いていると、地面からひっそりと顔を出す光合成をしない寄生植物を見つけた。
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