往ぬ
いぬ
動詞-五段-ナ行動詞-自動詞頻度ランク #33680 · 青空 85 例
標準
to leave
文例 · 用例
花のこぼれた森の小路を、春は往ぬやら、なごり惜しやの。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
夕づつの往ぬるを傷み、 夕顏のまみはうるみぬ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
速う往ぬれば命助かり、停まれば死なねばならぬ。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
くの語尾を持つてゐる言葉は、来る意味で、ぬは往ぬ、るはあるが結合して在るの意味に使はれたと言ふ論は、或点までは事実と認められる。
— 折口信夫 『熟語構成法から観察した語根論の断簡』 青空文庫
『おまはん、国へ往ぬ、国へ往ぬと云うて幾日此の徳島で愚図々々して居るで、うちが知つてから、もう、一月にもなるでないで、……それにおまはんは此間、寺島の鉄工場の横で何やら物を盗んだと云はれて職工に蹴られよつたでないで。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
それで東隣の十一の花枝さんに聞くと、花枝さんは美しい顔をして、『清ちやんは半日、先生とこの戸口で泣いて居つたワ……お父さんに連れられて長柄へ往ぬとすぐ外へ売られるのがつらい、向うへ行くと、もう日曜学校が無いから、淋しいから、往ぬのがいやぢやと云うて泣きよつたワ』と答へてゐた。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
九つの歳父母に従うて東海道を下りし時こゝの水楼に※魚の塩焼の骨と肉とが面白く離るゝを面白がりし事など思い出してはこの頃の吾なつかしく、父母の老い給いぬる今悲しかり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
例えば水銀の中に他の金属を入れてアマルガムにすると赤い色も出す事が出来るが、そうするとまた電力の利益が少なくなるといったような訳でまだ成効の域には達していぬ。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は故郷を往ぬ決意をした。
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もうそろそろここを往ぬ時間だ。
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あなたが往ぬのは寂しいけれど、応援してるよ。
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標準
to go
作例 · 標準
「さあ、参ろうか!」と彼は言った。
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旅人たちは遥か彼方へ往ぬ。
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時が往ぬのは早いものだ。
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標準
to pass (of time)
作例 · 標準
月日が往ぬのはあっという間だ。
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青春の日々はすぐに往ぬ。
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時はただ往ぬのみ。
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標準
to die
作例 · 標準
彼は静かにこの世を往ぬた。
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戦場で多くの兵士が往ぬた。
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偉大な作家が往ぬたというニュースが世界を駆け巡った。
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標準
to go bad
作例 · 標準
「もう夜も更けた、早う往ね」と、祖父はぶっきらぼうに背を向けた。
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一度往んでしまった時間は、二度と手元には戻ってこない。
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春の日はうららかに、いつの間にか去んでしまった。
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「あやつはもう往んだよ」という村人の言葉に、彼は膝から崩れ落ちた。
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