港口
こうこう
名詞
標準
harbor entrance
文例 · 用例
港口浅せたるためキールの砂利に触るゝなるべし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
もう一つは浦戸港の入り口に近いある岩礁を決して破壊してはいけない、これを取ると港口が埋没すると教えたことである。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
するとたちまちどこからとなく砂が港口に押し寄せて来て始末がつかなくなった。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
すらりと背後向かるゝ黒髮のたけ、帆柱より長く靡くと思ふと、袴の裳が波を摺つて、月の前を、さら/\と、かけ波の沫の玉を散らしながら、衝と港口へ飛んで消えるのを見ました……あつと思ふと夢は覺めたが、月明りに霜の薄煙りがあるばかり、船の中に、尊い香の薫が殘つたと。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
マカロフ提督追悼の詩(明治三十七年四月十三日、我が東郷大提督の艦隊大挙して旅順港口に迫るや、敵将マカロフ提督|之を迎撃せむとし、倉皇令を下して其旗艦ペトロパフロスクを港外に進めしが、武運や拙なかりけむ、我が沈設水雷に触れて、巨艦一爆、提督も亦艦と運命を共にしぬ。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
昨夜の酒手が利いたらしくキビキビと立働らいて、間もなく帆を十分に引上げると、港中の注視の的になりながら、これ見よがしに港口を出るや否や、マトモ一パイに孕んだ帆を七分三分に引下げた。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
光景は略ぼ拿破里に似たれど、ヱズヰオの山の黒烟を吐けるなく、又カプリの島の港口に横れるなし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
すらりと背後向かるゝ黒髪のたけ、帆柱より長く靡くと思ふと、袴の裳が波を摺つて、月の前を、さら/\と、かけ波の沫の玉を散らしながら、衝と港口へ飛んで消えるのを見ました……あつと思ふと夢は覚めたが、月明りに霜の薄煙りがあるばかり、船の中に、尊い香の薫が残つたと。
— 泉鏡花 『印度更紗』 青空文庫
作例 · 標準
大型船が港口をゆっくりと通過し、外洋へと出て行った。
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港口の灯台は、夜の海を航行する船にとって重要な目印だ。
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この港口は水深が深く、大型タンカーも入港できる。
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