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先途

せんど
名詞
1
標準
critical moment
文例 · 用例
階子段の上から帳場に向けて、註文をとほす金切声の間に、かういふ店の客に似合はしいやうな、書生上りの匂ひのからまり付いた濁声がこゝを先途とがなり立てられてゐた。
有島武郎 青空文庫
」 と突然どんつくの諸膚を脱いだ勢で、引込んだと思ふと、髯がうめ方の面當なり、腕の扱きに機關を掛けて、爰を先途と熱湯を注ぎ込む、揉込む、三助が意氣湯煙を立てて、殺氣朦々として天を蔽へば、湯船は瞬く間に、湯玉を飛ばして、揚場まで響渡る。
泉鏡太郎 錢湯 青空文庫
お二人の先途を見届けて参りましょう。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
桑山竹夫はここを先途とサノサ節の調子をはり上げた。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
彼女はこゝを先途と喋り立て、「万が一のこともおまっさかい……」権右衛門名儀の預金中、十五万円を政江、十万円を千満子名儀にして置くことの有利さを権右衛門に納得させた。
織田作之助 俗臭 青空文庫
」と、ここを先途と必死のお世辞。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
歴史小説というものが、この頃おそろしく流行して来たようだが、こころみにその二、三の内容をちらと拝見したら、驚くべし、れいの羽左、阪妻が、ここを先途と活躍していた。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
処へ、幾条も幾条も家中の縁の糸は両親で元緊をして、颯さらりと鵜縄に捌いて、娘たちに浮世の波を潜らせて、ここを先途と鮎を呑ませて、ぐッと手許へ引手繰っては、咽喉をギュウの、獲物を占め、一門一家の繁昌を企むような、ソンな勘作の許へお嬢さんを嫁られるもんか。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
作例 · 標準
人生の先途とも言えるこの決断は、慎重に行うべきです。
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彼のキャリアの先途を分ける重要な試合が、今夜行われます。
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このプロジェクトの成功は、まさに我々の先途にかかっています。
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2
標準
path ahead
作例 · 標準
若い世代には、希望に満ちた先途が開かれています。
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未来への先途を切り拓くために、私たちは今、努力を重ねています。
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彼女は、未知なる先途へと果敢に歩みを進めました。
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