撰述
せんじゅつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
writing (a book)
文例 · 用例
然れども其図譜以外の撰述に於ては甚だ寥※、彼と我とを併せて、棋経十三篇に及ぶもの無し。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
墨子以前の墨家者流の撰述と認むべきものは、尹佚二篇のみで、墨子以外の墨家者流著述は皆墨子の弟子の手に成つたもののみであるから。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
この般若三藏の相手となつた大秦寺の僧景淨といふは、徳宗の建中二年(西暦七八一)に建設された、かの有名な大秦景教流行中國碑文を撰述した人である。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
(五)景教碑文を作つた大秦寺の僧の景淨のことは、徳宗時代に撰述された『貞元新定釋教目録』卷十七に、彌尸訶教を唱へた景淨として記載されて居る。
— 桑原隲藏 『大秦景教流行中國碑に就いて』 青空文庫
国際関係を痛切に意識するやうになり、それと同時に、文明が適当な度合ひに進んでゐたとしたら、その時代の政治家の企てる為事の一つは、修史と、版図の整頓を示す地理書の撰述である。
— 折口信夫 『日本書と日本紀と』 青空文庫
野中に捨てられて雪に肌をまじえ、草を摘みて命を支えたりき」 かかる欠乏と寂寥の境にいて日蓮はなお『開目鈔』二巻を撰述した。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
我々の国に、語彙の撰述がはじまつてから、随分長い年代を経てゐる。
— 折口信夫 『言語の用語例の推移』 青空文庫
それは即ち材料として記録されて貽されて居るのであつて、それが著述となつて現はれる場合は撰述無定名であつて、その記録の中から自分の好む所の題目によつて、各※然るべき著述をしてよいのである。
— 内藤湖南 『章學誠の史學』 青空文庫
作例 · 標準
その歴史小説は、膨大な資料を基に、著名な作家が丹念に撰述した力作だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite