優々
ゆうゆう
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #39390 · 青空 9 例
標準
calm
文例 · 用例
馬は群がる蠅と虻との中に優々と水飲み、奴は木蔭の床几に大の字なりに僵れて、むしゃむしゃと菓子を吃らえり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
其間に魚は皆で優々と泳いでてあるいて居ますわ。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
優々閑々たる幕府時代の文学史を修めて明治の文学史に入る者|奚ぞ目眩し心悸せざるを得んや。
— 山路愛山 『明治文学史』 青空文庫
慾に荒さび、情に溺れ、癡に狂する人類の中に棲息する者なり、己れの身辺に春水の優々たるを以て楽天の本義を得たりとする詩人は知らず、斉しく情を解し同じく癡に駆られ、而して己れのみは身を挺して免れたる者の、他に対する憐憫と同情は遂に彼をして世を厭ひ、もしくは世を罵るに至らしめざるを得んや。
— 北村透谷 『「油地獄」を読む』 青空文庫
門を叩く音がふと耳に入りまして、急ぎ戸をひき開くれば、夫は酒気を芬々とさせながら、私を睨み付けまして、「なんだ、先刻にから戸の破れる程叩いたじやあないか、なぜ開けない、隣家へ聞こえても不都合じやないか、夫を戸外に立たせておいて、優々閑々と熟睡しておるとは、随分気楽な先生だ」など、囁かるる心苦しさ。
— 清水紫琴 『こわれ指環』 青空文庫
友人の話であるが、百貨店の食堂へはいって食卓を見回し、だれかの食い残した皿が見つかると、そこへゆうゆうとすわり込んで、残肴をきれいに食ってしまって、そうして、ニコニコしながら帰って行くという人もあるそうである。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
・しらなみ、ゆうゆうと汽船がとほる 波音の霽れてくるつく/\ぼうし 九月三日六時まへに帰庵、さつそく水をくみ、火を焚き夕餉の支度をする。
— 大田から下関 『行乞記』 青空文庫
吹き分けられるように、敵陣の一角が乱れたところを、猩々緋の武者は鎗をつけたかと思うと、早くも三、四人の端武者を、突き伏せて、またゆうゆうと味方の陣へ引き返した。
— 菊池寛 『形』 青空文庫
作例 · 標準
彼はどんな時でも優々としていて、決して慌てることがない。
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優々たる態度で、彼女は厳しい質問に答えた。
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優々とした物腰は、周囲に安心感を与えた。
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標準
graceful
作例 · 標準
白鳥が湖面を優々と滑るように泳いでいく。
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彼女は優々とした身のこなしで、ステージを舞った。
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優々たる姿で、孔雀が羽を広げた。
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