鉱泉
こうせん
名詞
標準
mineral spring
文例 · 用例
近頃鉱泉中にこの瓦斯が含まれている事が知られた。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
その風体はこの丘の下にある鉱泉会社のサイダー製造に通っている女工らしく思われた。
— 岡本綺堂 『磯部の若葉』 青空文庫
その温泉は鉱泉を温める仕掛けになっているのだが、たぶん風呂番が火をいれるのをうっかりしているのか、それとも誰かが水をうめすぎたのであろう。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
所在なくてそれをしも待佗びるものゝ一つにする籔塚鉱泉の二日泊り。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
枕の下に湯を落す合図の拍子木を聞く西長岡鉱泉の一夜泊り。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
そして竹林寺の門前で鉄冷鉱泉をのみ、焼餅を立ちぐいしていると、向い側の剃刀屋から、「し、し、し、〆さんとち、ち、ちがうか」 と、言いながら出て来た男がある。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
が、剃刀屋の向いには、相変らず鉄冷鉱泉屋があった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
落葉松林の中柔かなは春さきの落葉松の山、ややかすむ洩れ陽のすぢ、渓あひの枯草、鉱泉をあたたむる人が薪割り、午すぎの煙筒の煙。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
作例 · 標準
この村の裏山には冷たい鉱泉が湧き出ており、古くから胃腸に効く薬水として親しまれてきた。
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宿の近くにある鉱泉を加熱した風呂に浸かると、体の芯までじわじわと温まってくる。
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「ここの鉱泉は鉄分が多いから、タオルが少し茶色くなるけど気にしないでね」
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ウィキペディア
鉱泉(こうせん)とは、地下からの湧水(わきみず)で、医学的見地から治癒成分を含んだ水のことである。
出典: 鉱泉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0