口銭
こうせん
名詞
標準
commission
文例 · 用例
毎日真剣勝負をするような気になって、良い物、悪い物、二番手、三番手、いずれ結構|上※の物は少い世の中に、一眼|見損えば痛手を負わねばならぬ瀬に立って、いろいろさまざまあらゆる骨董相応の値ぶみを間違わず付けて、そして何がしかの口銭を得ようとするのが商売の正しい心掛である。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
東京の工場から大阪の商人へ、大阪の商人から東京の商人へ、その間には沢山の運賃と口銭が機械に掛かる。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
その時の儲けの幾何かを口銭として松田に与えたその残り、即ち権右衛門の純利益が七百円だったのだ。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
権右衛門の様に銅鉄売買をする甲斐性はなし、たゞ兄のおかげで入札名儀だけを貰って体裁だけの空入札をし、談合の口銭を貰っていたのだ。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
毎日真剣勝負をするやうな気になつて、長い物、悪い物、二番手、三番手、いづれ結構上※の物は少い世の中に、一眼見損へば痛手を負はねばならぬ瀬に立つて、いろ/\さまざまあらゆる骨董相応の値ぶみを間違はず付けて、そして何がしかの口銭を得ようとするのが商売の正しい心掛である。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
高利を世話して、口銭を取る。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
どうせ、口銭の薄い商売やさかい……」「何言うてねん?
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
つまり何分かの口銭を取った上に、数える時に儲ける。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
作例 · 標準
「今回の不動産取引が成立した暁には、規定の口銭をお支払いすることを約束します」
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仲介人は買い手と売り手の間を奔走したが、最終的に口銭の額で折り合いがつかなかった。
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商社を通さずに直接取引を行うことで、余計な口銭を省いてコストダウンを図る。
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