湧き水
わきみず
名詞頻度ランク #40393 · 青空 27 例
標準
spring water
文例 · 用例
谷窪の家には、湧き水の出場所が少し変ったというので棕梠縄の繃帯をした竹樋で池の水の遣り繰りをしてあった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
養魚場が金を喰い出したら大きいからね」 築けども築けども湧き水が垣の台を浮かした。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
氷が薄くなったので底の湧き水の在所が透けて見えるのですよ――」 先生は私たちに一とおり山の夜景を見せて帰りしなに、わたくしに向ってこんなことを言いました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「長浜の村ん中に、大きな湧き水がありますたい。
— THE DREAM OF A SUMMER DAY 『夏の日の夢』 青空文庫
池は、崖の中心からまっすぐに噴き出してくる湧き水で満たされており、冷たい水で溢れている――あたかも詩人の心から直接に詩が浮かんでくることを人々が想像するかのように――。
— THE DREAM OF A SUMMER DAY 『夏の日の夢』 青空文庫
義雄はその往きにも、復りにも、博物館わきの湧き水のそばにある、自分の好きな、例の幽靈の樣な枝を高く擴げたアカダモのそばを通つた。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
此伝へで訣るのは、井の如き湧き水も、地下を通つて、海に続いて居るとした、考への見える事である。
— 折口信夫 『河童の話』 青空文庫
諏訪の湖・琵琶湖・霧島山の大汝の池など、懸け離れた遠方の井や湧き水に通じてゐると言ふ。
— 折口信夫 『河童の話』 青空文庫