昇降
しょうこう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #26980 · 青空 259 例
標準
ascending and descending
文例 · 用例
彼はS子の後から昇降口の方へ歩み寄つた、――ピヨツとS子は運転台の方へ走つて行つた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
虎なり昇降機械の往復する東京市中繁華の屋根に琥珀の斑なる毛皮をきて曠野の如くに寂しむもの。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
次の日はポツオリに行って腹立たしくうるさい案内者に悩まされながらセラピスの寺の柱に残る地盤昇降の跡を見、ソルファタラ旧火口の噴煙を調べ、汚い家でスパゲッティの昼食を食って、帰りの電車で、贋銀貨をつかまされた外にはあまり人間味のある記憶が保存されていない。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
人の眼も昇降機の如く、鋭角を追うて一気に上下すれば、建物と建物との間にはさまって、帯のように狭くなった天空は、ニューヨークの株屋が活動するウォール・ストリートあたりを見るような天空深淵を、下から上へとのぞかせている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
昇降機の中に六人の男女がいる。
— 岡本かの子 『街頭』 青空文庫
それから帰宿の途中、地下鉄の昇降器の中で卒倒したが、その時はすぐに回復した。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
アイルランド人の経営しているホテル・グランド・オリエンタルは夜が更けるにしたがって人力車と馬車が交錯して万国旗の前でとまると各国の夜の女がボーイの腕に抱かれて、昇降するたびにアイオニアの音曲を奏するエレベーターに吸われていった。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
さらにまたその平均水準の上下に昇降する週期的変化の「振幅」がやはり人によって色々の差があり、ある人は春秋の差がそれほど大きくないのに、ある人はそれが割合に大きいという風な変異があるものとする。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
作例 · 標準
会場の設営にあたり、機材の昇降をスムーズにするために大型のエレベーターを借りた。
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階段の昇降は高齢者にとって負担が大きいため、バリアフリー化が急務となっている。
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飛行機が激しい気流に巻き込まれ、急激な昇降を繰り返したため機内は騒然となった。
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