小孔
しょうこう
名詞
標準
stoma
文例 · 用例
そして底の縁に小孔があって、それに細い組紐を通してある白い小玉盃を取出して自ら楽しげに一盃を仰いだ。
— 幸田露伴 『野道』 青空文庫
これは台湾の※鯉、西大陸の食蟻獣、濠州のミルメコビウス(食蟻袋獣)、アフリカの地豚と等しく、長き舌に粘液あり、常に朽木の小孔に舌をさし込めば、白蟻輩大いに怒りてこれを螫さんと集まるところを引き上げ食い尽す。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
壺の中へカジカ蛙をあまた容れ、網蓋の小孔より蠅を入れると、直様蛙の口へ飛び込んで嚥まるるもあれば、暫時して蛙の方へ飛び行き捉わるるもある。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
熟と観察するに、壺中の石の配置や光線が網眼に映る工合、蠅を飛び下す小孔の位地から蠅を持ち行きやる人の手の左右など、雑多の事情に応じて、蠅が孔より飛び入る方角|趨勢がほぼ定まりある。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
其代り、兩端に二箇宛の小孔が穿つてある。
— 馬籠と根方 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
幹に小孔をあけておけば、さんさんと水液がしたたり出て、支那では之を不老長生の霊水と称したという、あの珍らしい水木である。
— 豊島与志雄 『樹を愛する心』 青空文庫
貴方は、私を淫らな不義者にして、いっそこんな恥辱をうけるのなら、私、この場で死んでしまいたい……」「それでは、なぜ貴女は、艇長の写真を壁の小孔に当てて、掛けて置いたのです。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
その処へ太き釘を当て槌にて打ち小孔を開け、その孔よりクリームを鉢へ注ぐべし。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
作例 · 標準
植物の葉の裏にある小孔、すなわち気孔を通じて、二酸化炭素の吸収が行われる。
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この精密フィルターには目に見えないほどの小孔が無数にあり、不純物を完全に取り除く。
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小孔から差し込む一筋の光が、暗い洞窟の内部をわずかに照らしていた。
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標準
ostiole
作例 · 標準
スポンジのような海綿動物の体には、水を取り込むための小さな小孔が開いている。
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顕微鏡で観察すると、その微生物の細胞膜には特定の物質だけを通す小孔が見えた。
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小孔が詰まってしまうと、栄養の循環が滞り、組織全体が死滅する恐れがある。
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