濃い
こい
形容詞頻度ランク #5279 · 青空 4911 例
標準
deep (colour)
文例 · 用例
空には、晴れた空の一部分に黒い濃い雲形定規のやうな雲があつて、一寸欠け初めたばかりの月が、みえたり隠くれたり、可なり威勢よく渡れ亙つてゆくのが見られた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
たとへばあの憂鬱でニヒリズムの影が濃い「河童」や、特に最近の悲痛な名作「齒車」やに於て。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
而も私にとつて何かしら其の辺は思ひ出が濃い。
— 〔私が貧乏で〕 『夏』 青空文庫
而も下りたとして、私はその埃りの道に困るだけのことになるかも知れない、――回想的な気持でなんかなしに暮すことこそ、濃い回想を抱くことにもなるのであらうから、なまなか昔ゐた所をも一度なんと思つて下車することは多分愚劣であらうが、下車するであらう……。
— 〔私が貧乏で〕 『夏』 青空文庫
濃い青空に、濃い白雲がギラギラ光つて、おもひばかりが一杯で、私には、なにが何やら分らない。
— 〔私が貧乏で〕 『夏』 青空文庫
次には、浚渫船で蒸汽を上げるのに、ウント放り込んだ石炭が、そのまま熔けたような濃い烟になって、私の鼻っ面を掠めた。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
云わば作者の影の濃いと薄いとがある。
— 寺田寅彦 『宇都野さんの歌』 青空文庫
影の濃いというのは、ヴァイタリティの強いという事を意味するとすると、宇都野さんの歌には強いヴァイタリティが表現されているものと思われる。
— 寺田寅彦 『宇都野さんの歌』 青空文庫
作例 · 標準
夕暮れ時になると、空は深い紺色からさらに濃い紫へと変わっていった。
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彼女の着ている濃い緑色のドレスは、パーティー会場でも一際目を引いた。
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デッサンを描くときは、HBよりも濃いBや2Bの鉛筆の方が影をつけやすい。
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標準
strong (flavour, smell, etc.)
作例 · 標準
朝から淹れたての濃いコーヒーの香りが部屋中に漂っている。
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このカレーはスパイスの風味が非常に濃く、一口食べただけで汗が吹き出た。
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沈丁花の濃い香りが漂ってくると、ようやく春が来たことを実感する。
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標準
thick (consistency)
作例 · 標準
ソースの粘り気が濃いので、パスタに絡みやすくとても美味しい。
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朝の霧が濃くて、数メートル先を走る車のテールランプも見えない。
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牛乳をたっぷり使ったシチューは、味が濃くて寒い冬にぴったりだ。
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標準
strong (possibility, etc.)
作例 · 標準
これまでの調査結果から見て、犯人が身内にいる可能性はかなり濃い。
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雲の動きを観察する限り、午後は激しい雨が降る疑いが濃いだろう。
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ライバル校との実力差を考えると、今回もわが校が優勝する公算が濃い。
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標準
thick (i.e. "as thick as thieves")
作例 · 標準
あの二人は幼なじみということもあって、兄弟よりも濃い関係を築いている。
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長年苦楽を共にしてきた彼らには、言葉を超えた濃い絆が感じられる。
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血の繋がりのない彼らが、これほどまでに濃い付き合いをしているのは驚きだ。
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