鯉
こい異読 コイ
名詞頻度ランク #19474 · 青空 1589 例
標準
common carp (Cyprinus carpio)
文例 · 用例
一丁ばかり先の練瓦建の家が、泳いでゐる緋鯉のやうに、ボンヤリトキ色に見える。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
良子は机の上に振り向くと、家の中は暗くつて、机の上に池の中の鯉や舟を、縁に立つて見てゐる二人の男の子の描かれた挿絵がボンヤリ出てゐる。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
鯉に麩を投ぐる娘の子。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
それを日本の上田秋成が飜譯して、題も夢應の鯉魚と改め、雨月物語卷の二に收録しました。
— 太宰治 『魚服記に就て』 青空文庫
夢應の鯉魚は、三井寺の興義といふ鯉の畫のうまい僧の、ひととせ大病にかかつて、その魂魄が金色の鯉となつて琵琶湖を心ゆくまで逍遙した、といふ話なのですが、私は之をよんで、魚になりたいと思ひました。
— 太宰治 『魚服記に就て』 青空文庫
それどころか、所謂さつきの鯉の吹流しの、愛すべき多辯家に過ぎないのではないかと思はれる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
生れて間もない私が竜門の鯉を染め出した縮緬の初着につつまれ、まだ若々しい母の腕に抱かれて山王の祠の石段を登っているところがあるかと思うと、馬丁に手を引かれて名古屋の大須観音の広庭で玩具を買っている場面もある。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
こんな事を考へながら一椀の鯉こくをすゝつてしまつた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
作例 · 標準
神社の池で、色鮮やかな錦鯉が優雅に泳いでいる。
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釣り上げた大きな鯉は、泥抜きをしてから洗いにして食べるのが一番だ。
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五月晴れの空に、家族の健康を願って大きな鯉のぼりが掲げられた。
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