備考
びこう
名詞頻度ランク #15157 · 青空 67 例
標準
note (for reference)
文例 · 用例
〔備考、この時、看客あるいは哄笑すべし。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
「居ったカッ」「居ったッ」-------------------------------------------------------いなか、の、じけん 備考 みんな、私の郷里、北九州の某地方の出来事で、私が見聞致しましたことばかりです。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
同人から、金銭を恵まれたる貧民は、数限りもないほどである」と云う備考書がついていた。
— 菊池寛 『奉行と人相学』 青空文庫
本来ならば、佐渡送りの罪科であるが、その備考書に、心を動かされた彼は、三年位の島送りにしてやろうと思っていた。
— 菊池寛 『奉行と人相学』 青空文庫
この男は、備考書をつけた男で、長吉に同情していたため、長吉のありのままの返事を、とがめたのである。
— 菊池寛 『奉行と人相学』 青空文庫
▽備考 (一)加入者は品行方正の証明(父兄、学校、青年処女会)ある青年処女に限る。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
▲備考 この傾向は紐育のような大都会になると一層烈しいので、同市の自殺原因の統計の中には、朝牛乳瓶が割れたためとか、ヘアピンをなくしたためとか、又は学校に遅刻したためとかいうような物凄いのが驚くべき多数に上っている。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
日記といつても、あたり前の文章を書くのではなくて、いろいろな項目が一頁の罫紙に、例へば、「起床」「通信」「天候」などといふ風に、きまり好く分けられてあつて、その下に、時間や、温度や、通信の数や、また、備考の個所に家畜類の状態などを、毛筆で書き入れるのであつた。
— 牧野信一 『鵞鳥の家』 青空文庫