毀傷
きしょう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
injury
文例 · 用例
美なるもの、用あるものを毀傷殘害するよりほかに能力無き人ほど憫むべく哀むべき人は復無いのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
毀傷によつて腦蓋骨の剥離した人が實驗に供されて、腦の働く場合には血液の潮上の要さるゝことが明白になつてから、捕捉して證明し難きものになつて居た精神の勞作も、また筋肉の勞作と同樣に解知さるゝに至つたのであるが、精神勞作も實に血液を要するのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
身体|髪膚父母に受く、毀傷せざるは孝のはじめ、こんな格言もむだになる、可愛い女もだくことができない。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
然し夷を以て華を變ぜんとするこの規定は、當時の漢人――保守的自尊的で、殊に父母より受けたる身體髮膚を毀傷せざるを孝道の始と信じて居る漢人――の反感を招いたことは想像以上である。
— 桑原隲藏 『支那人辮髮の歴史』 青空文庫
不敢毀傷父母遺體不同。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
それのみならず、孝経にも、身体髪膚之を父母に受く、敢て毀傷せざるは孝の始なりとある。
— 芥川龍之介 『虱』 青空文庫
「身体髪膚これを父母にうく、あえて毀傷せざるは孝のはじめなりさ」「そうだそうだ、ねずみふぜいに鼻をかじられては両親にすまないってんだね」「からだをたいせつにして勉強するのが、孝行の第一歩だということなんだよ」「そうか。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
」 メキシコ銀や香港ドルは、中国でさんざん使用されたあとのものとして磨損毀傷して目方の減ったものが多かったのであるが、この交換のばあいには、受取るのは外人所有の日本の一分銀で、渡す銀貨は新鋳の一円銀貨だから、目方を厳重にするというのは一分銀のほうである。
— 服部之総 『明治の五十銭銀貨』 青空文庫
作例 · 標準
喧嘩の末、相手に深い毀傷を負わせてしまい、彼は警察に逮捕された。
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不注意な行動が、取り返しのつかない毀傷につながることがある。
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動物虐待は、生き物に精神的、肉体的な毀傷を与える許されざる行為だ。
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この事件による彼の名誉の毀傷は、容易には回復しないだろう。
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