起請
きしょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
vow
文例 · 用例
馬鹿を悧巧にしてやることが出来るというでもないがしかし兎に角、早く帰って来て欲しいと神仏へ起請もした。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
苞に入れたは何だか知らねえ、血で書いた起請だって、さらけ出さずに済むものか、と立身上りで、じりじり寄って行きますとね。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
そんなら起請か、懸もするてや、好し、天も地も照覧あれ、指かけ小かけ、嘘云ふものは手の指腐され、好し、そんなら入つて見よう。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
一方には女郎の千枚|起請や旅役者の夫婦約束が、何の苦もなく相手を自殺させるなぞいう奇蹟が続々と起って来ることになるのであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
そこで長政の亡くなつた翌年、寛永元年四月に三家老は一枚の起請文を書いて忠之に呈した。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
前者は武内宿禰などが行った湯起請で国史にも見える。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
それと記し駢べたるを見ると古く蛇起請も行われたるを、例の通り邦人は常事として特に書き留めなんだが、支那人は奇として記録したのだ。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
八橋には若い浪人者の馴染みがあって、起請までも取り交した深い仲である。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
作例 · 標準
武士たちは、戦に臨むにあたり神仏に起請を捧げ、勝利を誓った。
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江戸時代、紛争解決には当事者双方が誓詞(起請文)を提出することがあった。
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彼女は心の奥底で、二度と過ちを繰り返さないと固い起請を立てた。
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同盟を結ぶ際、互いに起請を交わし、その誓いを破らないことを約した。
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