旗章
きしょう
名詞
標準
flag insignia
文例 · 用例
種々なる旗章は其|尖に翻れり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
卿の息の蜜を吸ひ盡した死神も、卿の艶麗さには能い勝たいでか、其蒼白い旗影はなうて美の旗章の鮮な此唇、此兩頬。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
じッと見ていると停止しているような、そのくせ瞬きする間にずしんと落ちて小さくなる落日――非常にはやくて、しかも極度にゆったりした速度に合わせて、彼らのほかには誰も見てもいない海原のうえで、蒸気船の旗章が徐ろに引きおろされていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
唇を咥えて、――そのとき、旗章も太陽もすっかり墜ち、ずいと湧きあがって来た黒い夜を見ていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
三一―三三鷹その被物を脱らるれば、頭を動かし翼を搏ち、願ひと勢とを示すごとく 三四―三六神の恩惠の讚美にて編めるこの旗章は、天に樂しむ者のみ知れる歌をうたひてその悦びを表はせり 三七―三九かくていふ。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
ただ数百の兵営を国中に設け三里の城、七里の郭、飛鳥も越ゆるあたわざるの堅固なる塁柵を築き、砲台を設け、数十艘の甲鉄艦は旭日の旗章を五大州各地の港湾に翻々たらしめ。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
昔から常識と云ふ名前で、無学を押し包み、学理に反抗して世の進歩を妨げた例は幾らもあるが、斯くの如く無学者をして常識と云ふ旗章を挙げ得せしめたのは、実は一口に学者と名けられる者の中に以上の如き種類の学者が含まれて居る故である。
— 丘浅次郎 『芸術としての哲学』 青空文庫
今の時に当て、紅海以東、独立国の躰面を全うし自国の旗章を掲ぐるものは、寥々として暁天の星の如し(謹聴)。
— 小野梓 『祝東京専門学校之開校』 青空文庫
作例 · 標準
軍艦には国家の威信を示す旗章が力強く翻っていた。
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古代の戦場では、各部族が独自の旗章を掲げて敵味方を区別した。
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式典では、校旗や団体旗など様々な旗章が厳かに掲揚された。
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組織の旗章には、その歴史と理念が凝縮されている。
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