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晏然

あんぜん
副詞-と形容詞-たる
1
標準
calm
文例 · 用例
お杉は消えかかる焚火を前にして、傍の岩に痩せた身体を凭せかけたまま、さながら無言の行とでも云いそうな形で晏然と坐っていた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
長徳でも長保でもよい、寂心は晏然として死んだのである。
幸田露伴 連環記 青空文庫
また、そう云うものが存在している世の中に、住みながら、教育家とか思想家などと云う人達が、晏然として手を拱いているのですもの。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
僕の罪を君に委せて、僕が晏然と澄ましておれるものか、僕はそれほど卑屈な人間ではない。
菊池寛 青木の出京 青空文庫
また、さう云ふものが存在してゐる世の中に、住みながら、教育家とか思想家などと云ふ人達が、晏然として手を拱いてゐるのですもの。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
おしいかな清国いまだ悟らず、晏然あんぜん)長夜の昏睡中にあること。
日野強 新疆所感 青空文庫
ことに彼が唯一の保護者とも申すべき称徳天皇崩御後までも、彼は自衛の道を講ずる事なく、晏然陵下に廬を結んでこれに仕え奉り、今に諸臣が皇嗣として自分を迎えに来るであろうかと、その僥倖を冀うてボンヤリしていたというに至っては、いかに彼が時勢に暗かったとは言え、むしろ滑稽千万な事ではあるまいか。
喜田貞吉 道鏡皇胤論について 青空文庫
称徳天皇崩御の後において、彼ひとり晏然として僥倖を待っていたにかかわらず、何人もこれを後援せんとはしなかったのである。
喜田貞吉 道鏡皇胤論について 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日晏然について考えている。
晏然という言葉は日本語で重要だ。
彼は晏然の意味を理解している。
この文には晏然が含まれている。