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狼狽

ろうばい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #31732 · 青空 2529
1
標準
confusion
文例 · 用例
その「予想」が現今大概の人の場合に稀薄なのであるし、これは多分「人間像」を見失ふ、つまり「おのづと感じられる面白味」といふものの離散であらうし、それは意志だけの如き意志、謂はば周章狼狽の結果でもあらう。
中原中也 撫でられた象 青空文庫
アンチテエゼの成立が、その成立の見透しが、甚だややこしく、あいまいになって来て、自己のかねて隠し持ったる唯物論的弁証法の切れ味も、なんだか心細くなり、狼狽して右往左往している一群の知識人のためにも、この全体主義哲学は、その世界観、その認識論を、ためらわず活溌に展開させなければなるまい。
太宰治 多頭蛇哲学 青空文庫
就職試験を受けにいって、小学校の算術の問題を提出されて、大いに狼狽している姿と似ている。
太宰治 答案落第 青空文庫
やはり、自転車に乗って三鷹郵便局にやって来て、窓口を間違ったり等して顔から汗をだらだら流し、にこりともせず、ただ狼狽しているのである。
太宰治 男女川と羽左衛門 青空文庫
さまざまの背広服のほかに、学生服を着たり、菜葉服を着たり、あるときには角帯に白足袋という恰好で私を狼狽させ赤面させた。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
馬場はかるく狼狽の様子で、「くらべたりするもんじゃないよ」と言って笑ったが、すぐにけわしく眉をひそめ、「いや、ものごとはなんでも比較してはいけないんだ。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
できあがったら、この雑誌に発表し、どうにかしてラヴェルを狼狽させてやろうと思っている。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
」きっとそうだと思いながらも、そうあらわに質問して、これはいかんと狼狽した。
太宰治 佳日 青空文庫
作例 · 標準
突然の停電に、会場の人々は狼狽し、あちこちで悲鳴が上がった。
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警察官に職務質問された彼は、何も悪いことをしていないのに狼狽して挙動不審になった。
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予期せぬ質問に、彼は一瞬言葉に詰まり、狼狽の色を隠せなかった。
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