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帆檣

はんしょう
名詞
1
標準
mast
文例 · 用例
終夜が波の響と風の音と、それに雑多の――それは帆檣に降る、船室の屋根の上甲板に降る、吊ボートに降る、下の甲板に降る、通風筒に吹きつける、欄干に降る、――雨の音であった。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
そして、それに随いて往って往来している舟の帆檣の周囲を飛んだ。
田中貢太郎 竹青 青空文庫
鐵橋ありて、中央に割れて開けば、帆檣の森に立つすさまじき絞臺の姿。
上田敏 牧羊神 青空文庫
篠懸の木よ、總大將が乘る親船の帆檣、遠い國の戀に向ふ孕んだ帆――男の篠懸は種子を風に播く石弩の如く、甲を通し腹を刺す――女の篠懸は始終東をばかり氣にしてゐて定業を瞑想する、さうして胚種の通りすがりに、おまへは之を髮に受けとめる、おまへは風と花とを遮らうとして張りつめた網だ。
上田敏 牧羊神 青空文庫
されど最新の式に憑りて第四回の改築を行ひたる東京湾は桟橋|櫛の歯の如く並びて、林の如き帆檣安房上総の山を隠したり。
正岡子規 四百年後の東京 青空文庫
世界第一の大軍艦|豊葦原号の帆檣が満潮の際においてなほこの肖像の台石に及ばざる事数尺なりといふ。
正岡子規 四百年後の東京 青空文庫
若松の帆檣林立風景も此頃は以前ほどでないやうだ。
種田山頭火 道中記 青空文庫
煙のように棚びいている夜霧のために、船の帆檣も海岸の人家もぼうっとぼかされ、波止場に積まれた袋荷や函荷も霧に罩められて、その雨覆にたまった雫の珠がきらきら光っていた。
モーリス・ルヴェル Maurice Level ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海 青空文庫
作例 · 標準
古い船には、いくつもの帆檣がそびえ立っていた。
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船乗りたちは、帆檣に帆を張り、風を受けて進む。
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「あの船は、帆檣がすごく高いな。」
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