反証
はんしょう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #24414 · 青空 157 例
標準
proof to the contrary
文例 · 用例
僕等の時代の文学者が、文壇の詩に退屈して、町の小唄音楽に却つて心の渇きを充たして居るといふのは、現代日本文化の畸型的な発育を反証するところの、一つのイロニカルな現像にちがひない。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
根拠の無い事を肯定するのが迷信ならば、否定すべき反証の明らかでない命題を否定するのは、少なくも軽率とは云われよう。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
そして、諸々の作品に見られる愛国的乃至は軍国的意識性は、日清戦争の××××××××して解放戦争、防禦戦争としようとした従来の俗説(高橋亀吉等の)に対して、一つの反証を、ブルジョアジー自身によって動員された文学そのものが皮肉にも提供している。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
しかし千羽に一羽、すなわち〇・一プロセントだけ中毒の蓋然率があると言えば、食って平気だったという証人が何人あっても、正確な統計をとらない限り反証はできない。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
私が決してサタンでないという反証をはっきり掴んで置きたかったのである。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
刑事は反証を上げなければならない。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
猪野は今一年有余の体刑を被ても、襤褸を出さないだけの綿密な仕組の下に、生涯裕福に暮らせるだけの用意をしたのであり、体刑は覚悟の前であったはずだが、金を隠匿しない反証にもと、退かして芸者屋を出させ、抱えも二人までおいてやった女を、たとい二年たらずの刑期の間でも、置いて行くのは心残りであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
同時にあらゆる証拠が揃っていながら「冤罪だな」と名奉行が心付き、又はなんの証拠もなくて反証ばかりあがっていながらテッキリ此奴と名判官が睨むのは、その無私公明、青空止水の如き心鏡に、被告人の鼻の表現がありありと映ったものに違いありませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
作例 · 標準
被告は、アリバイを証明する反証を提出した。
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科学においては、既存の説を覆す強力な反証が求められる。
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「君の主張に対する反証は、もう十分すぎるほどあるよ。」
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