家声
かせい
名詞
標準
honour of the family
文例 · 用例
一家声なし、雨|蕭々。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」榛軒が父の世の家声を墜さなかつたことは明である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」〔鎮年道途ヲ走キ/祭祀ヲ奉ズル暇無シ/地下|若シ知有ラバ/豈|謂ハンヤ克家ノ子ト/惟ダ詩癖ノ同ジキ有ルノミ/家声誓ツテ墜トサズ〕枕山はこの誓言にたがわず家声を墜すようなことはしなかった。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
さて肝要は元祖以下代々の先祖を敬うべし〔祖先を敬するは、家風を保つ所以、家もまた国の如く歴史あり、祖先を敬するは、その家声を墜さざる所以〕。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
「どうですかせいちゃんは、神様の前で御膝を出して。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
いまさらわしが隠居仕事で候のと言って、腰弁当で会社にせよ役所にせよ病院の会計にせよ、五円十円とかせいでみてどうする、わしは長年のお務めを終えて、やれやれ御苦労であったと恩給をいただく身分になったのだ。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
こうして採集した蛭を売って二銭三銭の生活費をかせいでいたのである。
— 寺田寅彦 『ステッキ』 青空文庫
湯屋の板の間もかせいだ。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼は武家の生まれとして、何よりも家声を汚さぬことを教え込まれてきた。
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長年の努力が実を結び、彼の発明は一族の家声を大いに高めた。
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あの名家の家声も、彼の代で地に落ちてしまったと人々は噂している。
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