家名
かめい
名詞
標準
family name
文例 · 用例
幽かに言ひし一言あはれ千万無量の思ひを籠めて、まこと闇路に迷ひぬべき事なるを、引受けし我れ其甲斐もなく、世の嗤笑に為しも終らば、第一は亡き妹に対し我が薄井の家名に対し、伯母が身は抑も何とすべき。
— 樋口一葉 『雪の日』 青空文庫
」「ああ、ただもう家名を傷けないようにって、耳|懊く言って聞かせるのよ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
仰々しく馬車を走らして往来を妨げんは、老人の娑婆塞と後指指されんも憂たてし、髪切払いて仏に仕うる身の徒歩歩こそ相応けれ、つまりは腕車も不用なれど、家名に対してそうもならねば、止むことを得ず三吉の健脚を労するだに心苦しく思すとなむ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
晩年、父の技倆としては見事過ぎるほどの橋を奔走して自町のために造り、その橋によってせめて家名を郷党に刻もうとしたのも、この悔を薄める手段に外ならなかった。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
島山の方は、それで離縁になるとして、そうしたら、貴下、第一河野の家名はどうなると思うのよ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
家名に係わる、と云ったろう。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
家名も何も構はず、いま其家も閉めようとする一|軒の旅籠屋へ駈込みましたのですから、場所は町の目貫の向へは遠いけれど、鎭守の方へは近かつたのです。
— 泉鏡花 『雪靈續記』 青空文庫
家名も何も構わず、いまそこも閉めようとする一軒の旅籠屋へ駈込みましたのですから、場所は町の目貫の向へは遠いけれど、鎮守の方へは近かったのです。
— 泉鏡花 『雪霊続記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は先祖代々受け継がれてきた家名を大切にしている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
契約書には、本人の署名と家名が必要だと記載されていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その古い墓石には、何世代にもわたる家名が刻まれていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
歴史あるその家は、家名を継ぐ者がいなくなり、静かにその歴史を終えた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
family honour
作例 · 標準
その武士は、家名を汚すことだけは避けたいと願っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の不祥事は、一族の家名に大きな傷をつける結果となった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「我らは代々、この家名を誇りとして生きてきたのだ」と老婦人は語った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
どんな困難な状況でも、彼は家名の名誉を守ろうと奮闘した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash