淡黄
たんこう
名詞名詞-の形容詞
標準
pale yellow
文例 · 用例
一筋の木目も無いばさばさした淡黄色いくぬぎの切り口には、わずかに汗の様な、うるおいが滲んで居るばかりであったけれど、ところどころに交る女松の木地などには、たらたらと赤黄色い脂が流れて居るのであった。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
たそがれが迫る頃、彼女は窓敷居に凭掛って首をさしのべて淡黄色い花でいっぱいになった丘の方を眺めた。
— 渡辺温 『赤い煙突』 青空文庫
陽に透けて白髪のように見える淡黄色の髪にぼかされ、彼女の顔は細長く凹んで見える。
— 岡本かの子 『決闘場』 青空文庫
護謨輪のゆけばためらひ、吊橋の淡黄なる瓦斯のもとを泣きゆく。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
我はただ花下の若草の上を日光の匐ひ来りてかなたの小さきベンチの脚に射せる淡黄緑のあるかなきかのかげのみを見つめたり。
— 北原白秋 『春の暗示』 青空文庫
事務室の辺より四十ばかりの憐れなる女淡青の風呂敷包を背に負ひ、手には粗末なる蜜柑函を持ちて歩み来る、木材のにほひ空虚なる函に新し、この女西洋館前のだらだら坂を下りてゆく時その淡黄にて力なき壁の夕日を振りかへる。
— 北原白秋 『春の暗示』 青空文庫
春、淡黄色の花房を垂れる。
— 北原白秋 『風隠集』 青空文庫
それらの小舎のうしろ、丘の崖から下の裾まで、叢生した虎杖の早くも虫がついて黄ばみかけた葉の間には、今まさに淡黄緑の花盛りであった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
作例 · 標準
春になると、菜の花の淡黄色の絨毯が広がった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
病気で顔色が淡黄色になっていると言われた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
彼女は淡黄色のドレスを着て、パーティー会場に現れた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash