高歌
こうか
名詞動詞-サ変
標準
loud singing
文例 · 用例
もくもくと火焔のやうに力強く燃え上る青葉若葉の蒸騰と憂鬱との抱合より生れた、一刻もじつとしてはゐられない、性急な生命の高歌であり、また絶叫であつた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
高歌して門外を過ぐ。
— ―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 『骨董羹』 青空文庫
アパートはどこでも高歌放吟を禁じておりますが、昼のうちは大概のことは大目に見られ、且つ銀子の声は、如何にも素直で美しかったので、アパートの隣人達も、好感こそ持て、あまり文句を言う人が無かったのです。
— 結婚ラプソディ 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
けれど彼は人に物乞ひするやうなことはなく、時に、天にむかつてひとり笑ひ、時には地に伏して嗚咽したり、また突然高歌して走り出したり、さうかとおもふと落陽の岡に立つて、その氣狂ひじみたあたまで何を回顧するのか日の沈み入るまで默然と冥想したりしてゐた。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
それから前菜はいうまでもないが、なんでも、美味い料理をどしどし持ってこい」 卓の賑わう間を、お互いに頬杖などして、四壁を見ると、金箔板の聯(柱懸け)に朱を沈めた文字で、風ハ滞ル柳陰太平ノ酒旗酒ハホドク佳人ノムネノ縺レ杏花アマクシテ志イマダシシバラク高歌シテ酔郷ニ入ラム などとある対句が読まれる。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
彼はそれを酒ぶとりであると言って、こうからだが太って来ると、いよいよ危いのだ、と小声で附け加えた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
ひとつ、信じるという題目で小説でも書こうかなあ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
この頃ではあちこちの翻訳物を引受けたり、少年雑誌の英文欄などを手伝って、どうかこうかはやっている。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
作例 · 標準
勝利の喜びを分かち合うように、選手たちは高歌した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
夜の街に酔っぱらいの高歌が響き渡る。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼らはキャンプファイヤーを囲んで、高歌放吟を楽しんだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash