捧持
ほうじ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
bearing
文例 · 用例
自分は教会の門前で柩車を出迎えた後霊柩に付き添って故人の勲章を捧持するという役目を言いつかった。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
緑酒を捧持されて、ぼんやりしていた。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
それが実にさもさもだいじなものを捧持しているようなかかえ方である。
— 寺田寅彦 『軽井沢』 青空文庫
何事も無かつた様な、まだ身体の何処やらに石油の余香を捧持してゐさうな、丈高いこの友の前に立つても可笑しく、あとになつても可笑しかつた。
— 若山牧水 『木枯紀行』 青空文庫
御門のわきのくぐり門が、音もなく開いたかと思うと、片手に何の包みか葵の御定紋染めぬいた物々しげな袱紗包を捧持しながら、威容も颯爽としてぬッと姿を見せたのはわが退屈男です。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
」 叱咤しながら、バラリ袱紗を払いのけて恭しく捧持しながら、ずいと目の前にさしつけたのは、前の将軍家光公御直筆なる長沢松平家重代のあのお墨流れです。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
」 叱※しながら、バラリ袱紗を払いのけて恭しく捧持しながら、ずいと目の前にさしつけたのは、前の将軍家光公御直筆なる長沢松平家重代のあのお墨流れです。
— 第五話 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男』 青空文庫
何かほかのことをして遊びましょう」「ヴォルデマール君は、お小姓の資格で、女王様が庭へ駆け出す時、その裳裾を捧持するでしょうな」と、毒々しい口調でマレーフスキイが一矢をむくいた。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
作例 · 標準
厳かな儀式の中、巫女が御神酒の入った器をうやうやしく捧持して現れた。
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彼は亡き父の遺影を胸の前に捧持し、葬列の先頭を静かに歩いた。
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伝統の火を絶やさぬよう、聖火ランナーたちはトーチを高く捧持して走る。
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