運ぶ
はこぶ
動詞-五段-バ行動詞-他動詞頻度ランク #6860 · 青空 9546 例
標準
to carry
文例 · 用例
此処の景色を私は好きである、坂は段々勾配を増し、酔つて夕陽に照らされてスタコラゆけば、まるで我が身か、我が身が運ぶ箱か分らず、多分今飲んだビールを運ぶ容器であるに相違なからう。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
それなのにやつぱり人とそのまゝ一緒にゐるといふならば、ただ意志が弱いといふことになるやうなもんだが、それかといつて、ああ今は一人になるべきだといつて一人になつてみたとて、何事にまれさう運ぶものでもない。
— 中原中也 『私の事』 青空文庫
その山脈の道を通って、駿河から甲斐へ運ぶ塩車の列が、遠く穂蓼の隙間から見えるのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
河原に冬の枯草もえ重たき石を運ぶ囚人等みな憎さげに我れを見て過ぎ行けり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
お花、梅吉、喜三郎ことし十五の小性とて娘お蝶がませぶりをさげすみしたる樣もなく家代代の重寶をそつと小縁に運ぶ哉。
— 萩原朔太郎 『煤掃』 青空文庫
宵の酒宴の可笑しさよ娘が運ぶ瓶子よりもるる灯影にかしこまる左右の破顏を反り見て七兵衞獨り忻忻たり。
— 萩原朔太郎 『煤掃』 青空文庫
パノラマ館には例によって人を呼ぶ楽隊の音面白そうなれば吾もまた例によって足を其方へ運ぶ。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
波うつ毛の猟犬見えなく、猟師は猫背を向ふに運ぶ。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
標準
to come
標準
to use (a brush, chopsticks, etc.)
標準
to carry out
標準
to go (well, etc.)