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宝字

ほうじ
名詞
1
標準
kanji for "takara" (impressed on the obverse of a coin)
文例 · 用例
天平宝字六年五月になって、また美濃をはじめ、飛騨、信濃の諸国に地震があった。
田中貢太郎 日本天変地異記 青空文庫
心経をよめとの詔勅 ところで、この般若の真言について想い起こすことは、今から千百八十九年の昔、すなわち天平宝字二年の八月に下し賜わった淳仁天皇の詔勅であります。
高神覚昇 般若心経講義 青空文庫
中でも有名なのは、天平宝字二年二月、式部大輔中臣清麻呂の宅で宴会のあつた時、来会者の大伴家持らが目を山斎に属して作つた歌三首であるが、それは芸術的に見ても馬酔木の感じを立派に出してゐるものだ。
土田杏村 あしびの花 青空文庫
それから四五尺の長さにメッキリと書き詰めた漢文の上を形式ばかり眼を通して、その結末にある、大倭朝天平宝字三|年癸亥五|月於西海火国末羅潟法麻殺几駅大唐翰林学士芳九連二|女芬 識 という文字を二三度繰り返して読んで、いくらか気を落付けてから、もとの通りに巻き返して箱の横に置いた。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
宝字七年には従六位上から、従五位下になつてゐるから、乙麻呂とほゞ同じ頃に赦されたのであらう。
折口信夫 相聞の発達 青空文庫
なる程、万葉集一部に収めてゐるのは、雄略帝以下淳仁帝の四年(宝字五年)までの作物である事は、此書の記載を信じれば言へる。
折口信夫 万葉集のなり立ち 青空文庫
本集の中、年月づけのあるもので、一番新しいのは、天平宝字三年一月の家持の歌である。
折口信夫 万葉集のなり立ち 青空文庫
又此家自久母藤原卿等乎波掛畏聖天皇御世重)]於母自)]人氏(自)門……(宣命、天平宝字三年六月十六日)の如き用語例のあつた事を示してゐる宣命、及び其前型としてあつた幾多の旧宣命並びに、弘仁・延喜以前の祝詞に現れた筈の形容詞の様子を、今一度思ひ見る必要がないだらうか。
――語尾「し」の発生―― 形容詞の論 青空文庫
作例 · 標準
蔵から見つかった古い寛永通宝をよく見ると、裏面に「宝字」の刻印が残っていた。
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「この『宝字』の形が特殊なものは、コレクターの間で非常に高値で取引されるらしいよ」
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江戸時代の通貨には、鋳造された時期や場所を示すために「宝字」が打たれることがあった。
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